歯磨き粉

プロが教える!歯磨き粉の選び方【初級編】まずはここを見よう!!

歯磨き粉の海で溺れそう・・・

たくさんの歯磨き粉・・・

毎日何気なく歯磨きをするときに使う歯磨き粉
ドラッグストアで何気なく買っている方もいらっしゃるかもしれません。もちろんそれも良いですが、歯磨き粉を選ぶことで、虫歯や歯周病の予防が、もっと効果的にできるとしたら・・・そんな方法、知りたくないですか?
ここでは、歯磨き粉を選ぶ時のポイントを、プロの視点でお伝えしていきたいと思います。

歯磨き粉の選び方・初級編

ポイント1 フッ素

kofuru
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まず、一番最初に見るべきポイントはこれ!

ポイント1
フッ素の濃度をよく見る!

虫歯予防を考える上で、フッ素入りの歯磨き粉はとても効果が高い要素になります。特別な事情がない限り、基本的にはフッ素入りの歯磨き粉を選んでいただいた方が良いです。
フッ素入りの歯磨き粉を毎日のブラッシングで使うことでどのくらい効果があるかというと・・・

毎日のフッ素入り歯磨き粉の使用で、虫歯を20〜30%抑制できる

というのが様々な研究から見えてくる概ねの目安になります。
そして使用するときのフッ素の濃度ですが

お子さん(未就学):500ppm程度

お子さん(小学生から中学生):950ppm〜1450ppm程度

大人(15歳以降):1450ppm程度

で選んでいただくことをお勧めします。お子さんはうがいが上手にできずに飲み込んでしまうことも多いので、特に未就学のお子さんには少し濃度を下げて使用いただけると良いです。上手にうがいができる様ならば、小学生のお子さんでも成人の方と同じ歯磨き粉のフッ素濃度でも大丈夫です。

上記のフッ素濃度での年齢ごとの歯磨き粉の量

お子さん(〜2歳):ごま粒程度

お子さん(3〜6歳):えんどう豆程度

お子さん(小学生から中学生):1cm程度

大人(15歳以降):2cm程度

このくらいであれば、体に影響を及ぼさずに安全にフッ素を使うことができます。

フッ素中毒について

時々「フッ素は体に悪いと聞いて・・・」と敬遠される方がいらっしゃいます。根拠はどうあれ、もちろんいろいろな考えがあると思いますが、私たちはフッ素を使用することのメリットとデメリットを考えたときに、メリットの方が明らかに大きいと捉えているため、フッ素入りの歯磨き粉は強くお勧めします。
もちろんフッ素を大量に摂取すると「フッ素中毒」をひきおこすことがあります。では、どのくらい摂取したら危険なのでしょうか。

フッ素中毒症を引き起こす可能性がある摂取量

5mg/kg
(例えば体重20kgのお子さんで100mg、
体重70kgの成人で350mg)


1日3回のブラッシングで口腔内に残るフッ素量は、お子さんで多くて0.2mg、大人でも1mg程度ですから、一般的に急性のフッ素中毒症の心配はありません。
kofuru
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お子さんが歯磨き粉1本食べてしまったりしない限り、それほど心配はなさそう

フッ素を取り込むことで生じるもう一つの問題は「歯牙フッ素症」です。これはエナメル質の形成段階でフッ素を体内に多く取り込んでいると、エナメル質に形成異常が生じるというものです。特に1〜3歳程度の段階では前歯のエナメル質の形成に影響を及ぼしやすいため、フッ素の量は規定以下に抑える注意が必要です。

お子さん向けの500ppmフッ素入り歯磨き粉のおすすめ

3歳以降くらいで、うがいが上手にできるようになったら、本格的にフッ素入りの歯磨き粉が使えます。濃度は大人よりも低めの500ppmで始めてください。歯ブラシの先に、ライオンのチェックアップジェルのバナナフレーバーがおすすめです。甘いバナナの香りが子供に受け入れやすく、歯みがきタイムを喜んでくれます。

kofuru
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子供が歯ブラシを持って「つけて、つけて」と要求してくることすらあります♪

ポイント2 研磨性

2番目に見るべきポイントは

ポイント2
研磨性の低いものを選ぶ!

ドラッグストアで購入できる歯磨き粉には、かなり研磨性の高いものがあります。特に「歯を白くする」という謳い文句のものについては、慎重に考える必要があります。
一般的に、丁寧に歯磨きをした場合にかかる時間は、5〜10分程度は必要になるでしょう。その時間ずっと研磨性の高い粒子の含まれる歯磨きペーストで磨き続けると、柔らかい象牙質はもちろん、エナメル質でさえ傷だらけになってしまいます。
傷のついた歯の表面は、細菌や着色が付着しやすくなったり、知覚過敏や歯の磨耗の原因にもなってしまいます。一生懸命お手入れした結果が、よくない結果に結びついてしまうのはとても残念なことなので、研磨力の高いペーストには要注意です。

研磨剤無配合のペーストもたくさん存在しますし、それであればブラッシングでの歯の磨耗は抑えられます。一方で、歯の表面の着色が避けられないため、研磨力の低い歯磨き粉、あるいは研磨材以外のメカニズムで着色除去ができる歯磨き粉を一つ、ご自宅に用意しておかれると良いでしょう。また、ハイドロキシアパタイトのペーストなどを用いて、研磨材の影響を軽減させることも効果的です。丁寧に、適切にお手入れされている歯は、いつもツヤっとしていて、美しく輝いてきます。

kofuru
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艶のあるきれいな歯をめざそう!

研磨力の高い歯磨き粉は、歯を痛めているかもしれません

二つほどおすすめのものをあげておきます。


ポイント3 香味

3番目に見るべきポイントは

ポイント3
好きな香味を選ぶ!

歯磨き粉は、その薬効成分の独特な味や香りを、様々な香味(フレーバー)でカバーして感じにくくしています。似ているフレーバーが多いのはそのためです。その中でも、好みの香りを見つけることができると、毎日の歯ブラシがリラックスタイムに変わります。
通常の歯磨き粉でやはり多いのはミントのフレーバーです。爽快感があり、香りも強く、ペパーミントのやや辛い味が歯磨き粉の殺菌成分などの渋みなどを抑えてくれます。
最近では柑橘系のフレーバーが人気があります。クリンプロ歯みがきペーストやブリリアントモアの「シトラスミント」、ヒスケアの「グレープフルーツミント」などが歯科医院専売のものではお勧めです。柑橘系のアロマは、リラックス効果があって癒されますよね^^
少し変わったところではルシェロ歯みがきペーストの「洋梨フレーバー」、ブリリアントモアの「アプリコットミント」などがあります。これらも少し甘い香りで、ちょっと良い歯磨き粉を使っている感じが出るので、丁寧に歯磨きをしていると気分が上がります。
殺菌成分などが入っていないMIペーストなどはフレーバーはもう自由!なのでバニラ、ヨーグルト、メロン、ストロベリー、ミントの通常のラインナップに加えて、期間限定でチョコレートやメロンソーダ、りんごなどが作られています。こちらはかなりいい香りです。
香味で歯磨き粉の薬効が変わるわけではありませんが、「磨きたい!」という気分にさせてくれるという点では大切なポイントです。

kofuru
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シトラス系のフレーバーのペーストでブラッシングを始めると、心地よいアロマでほっとしてしまいます。


中級編に続く

中級編では、もうちょっと進んだ歯磨き粉選びのポイントをまとめています。