はみがき

歯磨き上手になるための、一番簡単なルール

一番簡単なルール

あなたは、歯磨きをするとき、最初にどこを磨きますか?
歯磨き上手になるために覚えておきたい、一番簡単なルールは「難しいところから磨く」ことです。

歯磨きが難しくて、磨き残しが起こりやすい場所を「リスク部位」と呼ぶことがあります。

kofuru
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虫歯や歯周病になりやすい場所のことですね!

つまり、リスクの高いところ、つまり歯磨きが難しいところから磨いてしまえれば、それだけでも虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

歯医者さんでのクリーニングがお手本です


歯医者さんに定期検診に行くと、クリーニングをしてもらえますよね。
歯医者さんではPMTCと呼んだりします。
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略です。

kofuru
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簡単に言えば、歯医者さんや歯科衛生士さんが、専用の機械を使って行うクリーニングのことです。

PMTCのチップハンドピースの先に、こういうチップをつけて、くるくる回したりしてクリーニングします。

PMTCは、虫歯や歯周病のリスクを軽くするために行うものですから、その手順を参考にするのは、普段の歯磨きにも有効です。
さて、PMTCをきちんと予防歯科という見方で捉えると、

「リスク部位」からクリーニングをする

というのが大原則です。
というより、むしろ「リスク部位のみきちんとクリーニングすべき」というスタンスでクリーニングをしています。

つまり、歯医者さんでやってもらっているクリーニングと同じ順序で、

「リスク部位」=「歯磨きが難しいところ」から磨く

ことで、虫歯や歯周病の原因を効率よく取り除くことができるようになるんです!

kofuru
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なんとなく、から目的意識を持った磨き方に変えることは、歯磨きのモチベーションをグッと引き上げてくれるはずです

クリーニングの順序はこんな感じ

PMTCの大原則の「リスク部位」は、まず「下の奥歯の舌側」です。普段の歯磨きも、そこから始めてみましょう。そしてそのあとはこんな感じ。

①下の歯の舌側
②下の歯の頬側・唇側
③下の歯のかみ合わせ面
④上の歯の舌側
⑤上の歯の頬側・唇側
⑤上の歯のかみ合わせ面

なんだよ、普通じゃん

と思ったかもしれませんが、

リスク部位から磨くんだ!!

という意識を持つだけで取り組みの深さが全然変わります!
まずブラシを持ったら、左下の奥歯の内側の根本のところに歯ブラシを持っていきましょう。

kofuru
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そしてそれぞれの場所のポイントを簡単に押さえておきましょう^^

①下の歯の内側(舌側)

上手な歯磨き1
下の奥歯はやや内側に傾斜していることが多いので、根本まで歯ブラシを届かせるのが難しいところです。
そして、そこが虫歯になると治療がめちゃくちゃしんどいです。
また、歯医者さんでのクリーニングでは、下の奥歯の舌側の、特に歯と歯の間が「リスク部位」になるので、とくに気をつけています。つまりここが大切です。

kofuru
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歯ブラシの毛先を当てたまま、小さなストロークで動かして、毛先を歯と歯の間に滑り込ませるように丁寧に行うと上手にブラッシングできますよ♪

また、前歯の裏側は狭いので、横磨きが難しいですから、ブラシを立てて、上下にストロークさせるとやりやすいことがあります。

②下の歯の外側(頬側・唇側)

上手な歯磨き2
特に難しいのはやはり一番奥の歯の根本です。スペースが狭いので磨きにくいところですが、少しブラシの毛先を下向きに向けて、歯ブラシの毛先を歯周ポケットに少し入れるようなイメージで磨くと汚れが取りやすくておすすめです。
ストロークはやはり小さく、奥歯の歯と歯の間に毛先を滑り込ませるイメージは大事です。
また、糸切り歯の根元、他の歯よりも少し下がっていることがあって、磨き残ししやすいところなので注意しましょう。

③かみ合わせ面

ここは基本的にはあまりハイリスクな場所ではないのですが、かみ合わせの面の凸凹の溝に詰まってしまっている汚れがあれば丁寧に取ってあげましょう。
また、既に抜歯になった歯のかみ合わせになる歯や、斜めに生えている親知らずなどのいわゆる「噛み合っていない歯」には、食べ物がぶつかりにくいので汚れが付着しやすい場所です。そういうところがある方は注意して磨くと良いですね^^

④上の歯の内側(舌側)

上手な歯磨き4
やはり奥歯の歯と歯の間は大切なリスク部位です。毛先をうまく使って、歯と歯の間の入り口の汚れを落としていきましょう。

⑤上の歯の外側(頬側・唇側)

上手な歯磨き5
一番奥の歯の近くは、下の顎の骨が近いので歯磨きするスペースが少ないのでやや難しい場所です。お口をやや閉じ気味にすると届きやすくなりますよ!とくに、親知らずがほっぺた側に傾いて生えている方は、難しいので丁寧に取り組んでみてください。
ブラッシングの強さが強すぎて歯茎が下がってしまいやすいところなので、あまり力を入れてガシガシ磨いたりしないように気をつけて!!

⑥上の歯のかみ合わせ面

最後の仕上げです!下の歯と同様に、やはりリスク部位ではありませんが、下の歯のかみ合わせ面と同様に溝の中の汚れを丁寧に落としましょう。

磨く順序のコツ

一筆書きで描くように磨いていくと良いですよ。
①下の歯の内側を、左下奥歯→前歯→右下奥歯
②下の歯の外側を、右下奥歯→前歯→左下奥歯
③下の歯のかみ合わせ面を、全体的に
④上の歯の内側を、左上奥歯ー前歯ー右上奥歯
⑤上の歯の外側を、右上奥歯ー前歯ー左上奥歯
⑥上の歯のかみ合わせ面を、全体的に
といった感じにすると、磨き忘れも少なくなります。
全体を通して丁寧に磨くと、おそらく2分程度の時間は少なくとも必要になると思います。その間に力が入りすぎないように、歯ブラシはペンを持つときと同じように持つと、繊細に細かいところまで磨けるのでおすすめです!

・一筆書きのように磨く場所を移していく。
・時間は少なくとも2分くらいを目安に。
・ペングリップで歯ブラシを持つ。

最後のセルフチェック(そしてこれが一番大事)

一通り磨いたあとは、舌で歯の表面を全体的に舐めてみて、つるつるっとしたガラスの表面のような舌触りになっているかを確かめましょう。特に歯肉に近いところまできれいになっているかがとても大切です!
ざらつきが残っているところは汚れが残っているところなので、再度仕上げ磨きをそこだけ追加して行います。

kofuru
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一生懸命やってもどうしてもざらつきが取れないところは、歯医者さんでクリーニングをしてもらいましょう^^

まとめ

動かす順番だけ、というとっても単純なコツですが、歯医者さんでのクリーニングと同じコンセプトで行う、予防歯科にしっかり向き合う方におすすめのブラッシング方法です。
磨く順序を考えて、虫歯や歯周病予防の効果を高められるといいですね^^